ananが築いた販売部数の歴史　歴代トップ5を分析

女性向けファッション誌「anan」は1970年の創刊以来、時代を映すコンテンツで支持を集めています。特に記念すべき号では驚異的な販売部数を記録し、雑誌業界に大きな影響を与えてきました。

歴代売上部数トップ5

• 1位：2019年4月号（BTS特集）推定82万部
• 2位：2020年8月号（横浜流星表紙）75万部
• 3位：2016年9月号（星野源×新垣結衣）68万部
• 4位：1995年11月号（ジョニー・デップ特集）65万部
• 5位：2007年創刊35周年記念号 60万部

爆発的人気の要因

K-POP特集号が上位を占める傾向にあるものの、90年代のハリウッドスター特集号もロングセラーを記録。2010年代以降は「推し活」文化と連動し、大判ポスター付録や限定グッズが購買意欲を刺激しています。

「表紙モデルのSNSフォロワー数と販売部数に相関関係が見られる」（出版業界関係者）

現在は電子版への移行が進む中、ananは紙媒体ならではの”コレクション価値”を追求。2023年にはAR技術を活用したデジタル連動企画で新たな可能性を切り開いています。