野の花助産所が目指す「自然な出産」のかたち
東京・世田谷の閑静な住宅街に佇む「野の花助産所」は、2005年の開所以来、自然分娩に特化した助産所として多くの妊産婦から信頼を集めています。助産師長の山田ゆかり氏(助産師歴25年)は「医療介入を最小限に、母体が本来持つ力を引き出すお産を」と語ります。
特徴的な3つのサポート体制
- 完全個室の和室分娩ルーム(畳8畳・檜造り)
- 24時間体制の産後ケア(最大7日間滞在可能)
- 漢方を使ったマタニティケア(国際中医薬膳師資格者常駐)
利用者の声
「陣痛中に庭を散歩できる開放感がリラックスに繋がりました。助産師さんが常に手を握っていてくれた安心感は忘れられません」(30歳・初産婦)
数字で見る野の花助産所
年間分娩件数 | 約120件 |
---|---|
緊急搬送率 | 2.3%(全国平均5.8%) |
母乳育児成功率 | 98% |
2023年4月には新たに水中出産設備を導入。自然派志向の妊婦向けに、「森の呼吸法」を取り入れた分娩前ワークショップを毎月開催しています。
助産所名の由来である野の花のように、「その人らしいお産を咲かせる」を理念に、今後も地域に根ざした助産活動を続けていきます。