新山ナオが語る創作の核心
現代アートシーンで異彩を放つ新山ナオ氏。その独創的な油彩画は、色彩の魔術とも称され、国内外のコレクターから熱烈な支持を集めています。1995年神奈川県生まれの彼女は、武蔵野美術大学在学中から「記憶の層を可視化する」というテーマで注目を浴びました。
▽ 独自の技法「タイムストラタ」
- 天然顔料とデジタルプリントを融合
- 1作品に平均200時間の制作時間
- 最大の特徴は「見る角度で変わる物語」
「絵筆ではなくスパチュラを使うことで、感情の凹凸を表現したい」
―新山ナオ 2023年個展カタログより
次世代アーティスト育成プロジェクト
2024年より始動した「NAOメソッド」ワークショップでは、参加者が感覚器官を開放する独自のトレーニングを実施。これまでに17カ国から参加者が集まるなど、教育者としての顔も持っています。
主な受賞歴 | 年 |
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文化庁芸術祭新人賞 | 2020 |
ロンドン現代美術ビエンナーレ金賞 | 2022 |
次回展覧会はパリのギャラリー・マティニョンで2024年11月開催予定。新作シリーズ「時空の皮膚」では、AR技術との融合にも挑戦するとのこと。今後の活躍から目が離せません。