インターネット上の薬物掲示板が抱えるリスク
近年、匿名性の高いインターネット掲示板や暗号化メッセージアプリを悪用した違法薬物の取引が国際的な問題となっています。いわゆる「薬物掲示板」では、処方薬の不正転売から違法ドラッグの販売まで、様々な危険な情報が交わされるケースが確認されています。
主な危険性
- 法律違反:大麻やMDMAなど指定薬物の取引は刑事罰の対象
- 健康被害:成分不明の物質摂取による中毒事故の多発
- 詐欺リスク:代金振込後に商品が届かない事例が多数報告
- 個人情報流出:取引過程で住所や連絡先が悪用される危険性
適正な医薬品の利用方法
医薬品が必要な場合は必ず医療機関を受診し、医師の処方箋に基づいて調剤薬局で入手することが基本です。SNSや掲示板で「個人売買」「余剰分譲渡」などの書き込みを見かけても絶対に応じないでください。
※2023年施行の改正薬機法では、医療用医薬品の無許可販売に対し最高5年以下の懲役または500万円以下の罰金が科せられます
正しい情報取得の方法
- 厚生労働省の公式ウェブサイトで情報確認
- かかりつけ薬剤師への相談
- 地域の保健所が運営する薬物相談窓口の利用
インターネット上で不審な薬物情報を見かけた場合は、警察庁サイバー犯罪相談窓口まで通報をお願いします。