中村うさぎといえば、現代ではエッセイストとして知られる人物ですが、実は若い頃は全く異なるキャリアを歩んでいました。1980年代後半、彼女は「ザ・コブラツイスターズ」のメンバーとしてアイドル歌手デビュー。当時の写真を見ると、現在の円形メガネとボブヘアのイメージとは異なり、ふんわりとしたロングヘアと繊細な顔立ちが特徴的でした。
芸能界での活動期間は短かったものの、そのルックスは当時のファン雑誌で「清楚系美人」と評されていました。しかし1990年代に入り、精神疾患との闘病を経て体型が変化。この時期を転機に、彼女は自らの体験を赤裸々につづるエッセイストとして新たな道を歩み始めます。
近年のインタビューで中村本人は「若い頃の自分は『他人が描いたシナリオ』を演じていた」と回想。外見の変化について「肉体より精神の成長を可視化したもの」と哲学的表現で語っています。現在では丸メガネと独特の話し方がトレードマークとなり、むしろ初期のアイドル時代より強い個性を放つ存在へと進化を遂げたのです。